振り返ってみる生化学(医療従事者向け)
(一部公開開始)
基礎医学を学んでいる時期(医学科1-2年)には,その意義や重要性を理解しないまま「ただ試験のために覚えるだけ」となりやすいのが実情です.むしろ臨床の現場に立ってから改めて生化学や基礎医学の重要性を実感することは少なくありません.ここでは,臨床の現場で関係のありそうな基礎医学のちょっとしたポイントを紹介していくことにします.
生化学が中心となりますが,薬理学,生理学,神経科学,形態学など横断的に関わりを紹介できればと考えています.
<項目別>
1.アミノ酸と生体内生理活性物質・アンモニア
肝硬変などの肝障害でアンモニアが上昇するのはなぜ?
肝硬変の治療に分枝アミノ酸が用いられるのはなぜ?
パーキンソン病治療薬L-dopaは血液脳関門を通過するのにドーパミンは通過しないのはなぜ?(音声入りパワーポイント7分38秒)
薬剤性パーキンソニズムや多系統萎縮症でパーキンソン病治療薬が効きにくいのはなぜ?(音声入りパワーポイント5分27秒)
2.タンパク質・酵素
3.糖質
4.脂質
5.核酸,ヌクレオチド代謝
6.ビタミン
7.その他(薬理学,生理学,神経科学,形態学など)